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「音のない世界で」
 この映画は音の聞こえない世界を異文化としてとらえ、そこで生活しているろう者の生活をおった、フランスのドキュメンタリー映画である。内容はろう学校の生徒たち、手話教師のプーラン先生、ろうあ者同士で結婚するカップルという三者の日常を現在進行形で追っていく内容となっている。さらに映画のところどころには、ろう者のインタビューも交えられて作品は作られている。

 物語はたんたんと進んでいく。ドキュメンタリー映画なので特に何か起こるということはないが、一所懸命にろう学校で発声練習を行っている子どもたち、インタビューに答えている人、健聴者に手話を教えている人など、みな生き生きとしているのが印象的だった。またろう者へのインタビューも興味深かった。
    
 「音のない世界で〜Le Pays Des Sourds〜」(1992仏) 
  監督:ニコラ・フィリベール
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「ミス・アメリカは聞こえない―聴覚障害児を育てた母親の記録」
ダフネ・グレイ(著)

 この本は1995年ににミス・アメリカとなったヘザー・ホワイトストーンを育てた母親の話だ。彼女の娘は1歳8ヶ月で突然聴力を失ってしまう。聴力を失った娘をどう育てればいいのか、何が娘にとって一番なのかなど葛藤し、それでも娘を一人前に育て上げようとする母親と娘の記録である。著者は手話がよいか口話がよいか、どのような教育が娘にはよいか母と娘は試行錯誤を繰り返しながら娘を育てていく。そしてそれに答えるかのように娘は夢だったミス・アメリカの栄冠を手に入れる…。

 強気な著者の記録を読んでいると、不可能と思われることは努力次第で可能になるという気がしてきて、勇気付けられるような気がした。

「ミス・アメリカは聞こえない―聴覚障害児を育てた母親の記録」
    ダフネ グレイ (著)
    高村 真理子、滝沢 亜紀 (訳)  径書房 ¥2,300 
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「こころの耳 伝えたい。だからあきらめない。」
早鶺徃(著)

 ご存じの方が多いかと思われますが、著者は日本で初めて聴覚障害者で薬剤師免許取得を果たした早鶺徃さんです。この本は早鵑気鵑糧樟犬鯆屬辰深蟲です。早鵑気鵑療舛┐燭い海箸語られている本です。

 早鵑気鵑論菘契の聴覚障害をもって生まれました。薬剤師を目指して志し明治薬科大学に入学、卒業と同時に薬剤師国家試験に合格しましたが、障害者の薬剤師免許取得に制限を設けていた欠格条項により免許申請を却下されてしまったのです。その後障害者団体の協力で結果条項撤廃運動を進めて行きました。その努力の結果、2001年7が月に法偕成が行われ、日本で初めて聴覚障害者で薬剤師免許取得を果たしました。

 現在早鵑気鵑鰐剤師として仕事をしながらボランティアでスマイルフリースクールという学校の教師をされています。

「こころの耳 伝えたい。だからあきらめない。」
   早鶺徃 (著) 講談社   ¥1,575 (税込)
http://www.hayase.info/
    http://sfs.tatitute.to/
    http://hayasekumi.cocolog-nifty.com/blog/
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「ファイト!」
武田麻弓(著)

 この本の著者武田さんは、3歳の時しょうこう熱にかかり両耳の聴覚をほぼ失ってしまう。小中高と都内の学校に通い卒業後はファッション専門学校へ進学、その後一流広告企業に就職する。しかしアメリカ行きの資金を稼ぐために風俗嬢として働く、ニューヨークでギャングとの結婚・破局など様々な経験をしている。この本は武田さんの経験してきたことが書かれている本だ。

 たいへん衝撃的な内容が書かれているが、文体が読者に話しかけるような語り口調(くちょう)で歯切れ良く、たんたんと語られており読みやすい。著者は本当につらい経験をするのだが、いつも前向きでくじけず、どんなことにでも挑戦してやろうとする意欲的な姿に非常に勇気づけられる本である。

 この本はシリーズ化しており、2冊目以降は著者の家族や子どもニューヨークについてなども書かれている。

 「ファイト!」
 「いっしょにファイト!」
 「いつまでもファイト!」
 「ファイト日記」

   武田麻弓(著) 幻冬舎
   ニューヨークから麻弓です
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ギャローデット大学
GALLAUDET UNIVERSITY

 ギャローデット大学はアメリカ、ワシントンD.C.にある世界でただ一つの、ろう・難聴学生のために視覚的なコミュニケーション環境が完備された教養課程(liberal arts)大学です。

 設立は1864年、今年で設立140周年を迎えます。当時連邦議会で可決された設置法にリンカーン大統領が署名したことで、ろう者のための大学「国立聾唖大学」が設立されました。後に大学名は現在のように改名されました。

 大学では学位を取ることの出来る専攻科目が40以上あり、様々な分野での勉強が可能です。また一部の一般大学で履修し専攻することも出来ます。学生は殆ど難聴者・ろう者ですが、最高5%の健聴者の入学が認められています。

 学生数は、学部生1,236人、院生506人、手話・専門研究生70人です(2003年秋現在) 。

 大学には英語学院という施設があり、英語とASL(アメリカ手話)を学ぶことが出来、大学進学に求められる英語力を身につけられるようになっています。

ホームページ:ギャローデット大学
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「機関車先生」
(ワーナー・マイカル・シネマズ防府などで10月2日より上映)

 この映画は昭和30年代の瀬戸内海の小島「葉名島」が舞台の映画だ。物語は全校生徒7人の小学校に一人の青年が北海道から臨時教師としてやってきたところから始まる。先生は剣道の事故で声を失ってしまい、葉名島での臨時教師を最後に教職を後にする覚悟でやって来ていた。

 先生は口をきかん先生、「機関車先生」とあだ名を付けられる。こうして7人の子どもたちと機関車先生の交流が始まる。口がきけない教師が子どもたちを教えるということを良く思わない父兄もいたが、機関車先生は少しずつ島の人々と仲良くなっていった。

 機関車先生と子どもたちは楽しいことや悲しいこと様々なことを経験していく。そんな時、島の精霊(しょうろう)流しが終わる頃に機関車先生は北海道に帰ってしまうという噂(うわさ)が流れる…。

 監督:廣木隆一
 主演:坂口憲二、

 原作:「機関車先生」伊集院静(著)集英社、講談社
 アニメ版ビデオ 日本語字幕版あり
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村上鬼城
むらかみ きじょう(1865〜1938)
本名 村上荘太郎。

 江戸生まれの俳人であり、聴覚障害者であった。 鬼城は陸軍士官学校の入試を聞こえにくいということで不合格になり、軍人がだめならと目指した司法官(裁判官、検事など)も同じ理由であきらめなければいけなかった。しかしそのような苦しみにも負けず、俳句を作ることに生きる意味を発見し、その一生を俳句にささげた。

 俳人・歌人である正岡子規に師事し「ホトトギス」同人となる。同誌の代表詩人として大正時代に活躍する。貧しい生活に苦しんだ鬼城自身の境涯(きょうがい)に根ざした句風で、「境涯の句」と評される。
 
  小鳥このごろおともさせずに来て居りぬ
  街道を キチキチととぶ ばったかな
生きかはり死にかはりして打つ田かな
  ゆさゆさと大枝ゆるる櫻(さくら)かな
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「陽のあたる教室」
 主人公のグレン・ホランドは作曲の時間を得るため、バンド演奏をやめ高校の音楽教師として働くことになる。最初は教えることがうまくいかず、作曲の時間も全くなく苦戦をしていたホランドだが、だんだん音楽を教えることのおもしろさと大切さを知り、生徒の人気者にもなっていく。

 待望の我が子も生まれホランドの生活は順調だったが、そんな中、息子が先天的に聴力をほとんど失っていることがわかる。息子にも音楽を教えたかったホランドは悲しみ、息子のことを忘れようと仕事に没頭する。息子が成長するにつれて父と息子の関係はすれ違いがちになっていき…。

 音楽教育に30年間をささげた高校教師の半生を描いた心あたたまる人間ドラマであり、これといったことは起こらないが、主人公の家族、生徒との関わり方などたいへん感動する映画である。

「陽のあたる教室 Mr.Holland's Opus」
  監督:スティーブン・ヘレク
  出演:リチャード・ドレイファス、グレン・ヘドリー、ジェイ・トーマス
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「ビヨンド・サイレンス」
(1996年 ドイツ)

 主人公の少女ララの両親はろう者だ。両親と健聴者のコミュニケーション時にはララが通訳をしていた。時には反抗する場合もあったが、ララは両親を一生懸命に支えていた。

 そんな中、彼女は音楽と出会う。音楽を通して彼女は成長していく。妹の誕生、父親との葛藤、最愛の母の死、ろう学校教師との恋。彼女は様々なことを経験するが、その根底にあるものはやはり家族の絆である。
分かり合えなかった父と娘が最後に得たものは…?

 親と子の絆を考えさせてくれ、見終わった後はさわやかな気持ちにさせてくれる作品だ。

「ビヨンド・サイレンス Jenseits Der Stille」
(フタバ図書でレンタル可)
  監督: カロリーヌ・リンク

「ビヨンド・サイレンス」(原作)
  作:カロリーヌ・リンク 
  訳:平野 卿子 定価1575円 集英社
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「指先で紡(つむ)ぐ愛〜グチもケンカもトキメキも」
光成沢美【みつなり・さわみ】(著)

 この本は著者の光成沢美さんが、盲ろうという障害を持っている夫との生活について語っているエッセイ集だ。本の中では、夫の福島智(さとし)さんとの出会い、結婚生活、通訳者として夫を支える生活など、光成さんの視点からほのぼのと紹介されている。本に書かれている福島さんと光成さんの会話がおもしろく思わず笑みがこぼれてくる。

 読み終わった後に暖かい気持ちになれる一冊だ。また本書には盲ろう者とのコミュニケーション手段「指点字」についての発明秘話、基本的な使い方なども記されており勉強にもなる。光成さんの夫、福島智さんはTIME誌のアジアのヒーロー特集にも掲載された有名人で、現在東京大学先端科学技術研究センターに助教授として勤めている。

(講談社 定価1,575円)

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